Reインタビュー -てら*ぱるむす

前回のインタビュー後、編成も大きく代わり一層活動の幅を広げていく京都発・浄土系アイドル「てら*ぱるむす」。1年越しのインタビューはこの1年間について、新しく加入したメンバーについて、そしてこれからの活動について伺った。

(このインタビューはリモートでお伺いしています)

お久しぶりです。まずは前回もインタビューさせていただいた観咲さん・勢崎さんに、この1年の印象深い出来事からお伺いします。

左から てら*ぱるむすリーダーの観咲千世乃さん・今年3月に卒業を迎えた勢崎至恩さん

観咲千世乃(ちせのん):新メンバーがたくさん入ったのが何より大きい出来事でしたね。自分自身も、メンバーが増えたこと、グループのリーダーになったことでアイドルとしての活動の仕方も今までにない感じになったというか。 今までは結構出来ることをひたすら活動してた感覚だったのが、こんなに力強い仲間が大人数集まってきてくれたからそれをどう活かそうかなとか、クリエイティブな面でもモチベーション的な面でも向上心がいっぱい芽生えて彩り豊かな1年になったなと思いますね。

勢崎至恩(しおてん):私もメンバーが増えてくれてすごいにぎやかになったのが第一かな。一方でまとまることの難しさも・・・いや、私たち結構まとまってる方かなとは思うんやけど。

ちせのん:そうやね、最初はやっぱりどうやって接したらいいのかなっていう戸惑いはありました。もちろん誰が入ってもそうなんですけど、5人体制になるのもすごく久しぶりだったっていうのもあって。でもここ数ヶ月でワンマンに向けて色々練習だったりお互い意見を出し合ったりしつつ活動してきて、気が付いたらみんなの心の距離が縮まったな~って思ってます!

しおてん:あと私個人的には今回卒業の理由にもなったプライベートの仕事の件が。去年の4月から就職して1年経つんですけど、やっぱりアイドルと仕事の両立の厳しさを感じた1年になりました。でもこの1年間、すごく良い経験をさせてもらったなと思ってます。

2期生、2・5期生として加入されたおふたりには初めての後輩メンバーが増えて2人から3人、そして5人体制になりました。人数が変わったことで活動への変化を感じた点はありますか?

しおてん:以前の3人だった頃より他のメンバーの立ち位置は気にするようになりましたね。こういうフォーメーションになったときはこっちが見えてないから前の人がこっちにずれる、みたいな。

ちせのん:複雑なフォーメーションが増えたよね。

しおてん:でも新メンバーにダンス経験ある子が入ってくれたのですごく強みになりました。あとは人数が増えるだけで印象が変わりますよね。サビをみんなで歌うところとか一層厚みが出たし、パフォーマンスの幅も広がって全体的に華やかになってきたなって思います。

ちせのん:前はひとりでやらなきゃやらなきゃ!って抱えていたことも、それぞれ得意なことを持っているメンバーが増えたことで分担できたりしてすごく助かっています。歌とかダンスとかクリエイティブとか、みんなの力が合わさって思った以上に迫力も出た感じが。

しおてん:しかもキャラクターが被らないんですよ、5人もいて。

ちせのん:ね、被ってないからなおさらパワーが増してる感じがします。

次に、現体制3人目のメンバーとなった笈地さんに自己紹介から伺わせてください。

笈地くらら(おいちぃ):てら*ぱるむす桃色担当地蔵菩薩の笈地くららです。歌担当として、歌練習をする時に音程を取ったりしてみんなを手助けするような係に就任しました。

ちせのん:あと演技!

おサラ:小悪魔担当、ぶりっこ担当!

ちせのん:そうだね(笑)てらぱる最近よく寸劇をするんですけど、その演技指導とかも。

おいちぃ:この間のしおてん卒業ライブでもちょっとそういうパートがあって。そういった時の脚本とかを書かせてもらってます。

もともと演技を学ばれていたりとか?

おいちぃ:全然何も、たぶん妄想力がすごいだけで(笑)

笈地さんがてら*ぱるむすに入ったきっかけは何だったのでしょうか?

おいちぃ:顕現(デビュー)したのは2019の5月だったんですけど、2018年の秋頃にたまたまテレビを見ていたらてら*ぱるむすが特集されていて。当時は京都にアイドルがいること自体知りませんでした。それでも特集を見ているうちに不思議と惹き込まれて、お寺のアイドルとして京都らしさと可愛さが全部詰まってるのを見て「自分もそこに入りたい、入ったら何かが変わるかも」って強く思ったのを覚えてます。 もともと内気で喋るのとかも苦手で人と関われなくて・・・という感じだったので、そこから変わるきっかけになればと思って応募しました。

ミライ:志望動機が過去イチ長かったです、おいちぃが。すごい!と思って、この子だったら入ってほしいと思いましたね。

おいちぃ:もう何書いたか覚えてないです(笑)

では演者としての活動は未経験からのデビューだったのですね。笈地さんが菩薩として活動していく上でのこれからの目標は何ですか?

おいちぃ:入る前は本当に仏教についても知らなかったんです。全然知らない状態で入ったので、ちょっとずつしおさんとか池口さん(てら*ぱるむすの本拠地・龍岸時のご住職)に教えていただいて、最近ようやく自分でも分かってきました。 今後もっともっと吸収してもっともっとわかりやすく伝えるっていうのが課題ですね。個人としてはTwitterのハッシュタグで「#お地蔵さんみぃつけた」っていうのをやっています。衆生さん(ファンの方)にも自分の地域にあるお地蔵さんを見つけてもらって、自分のまわりにも仏教と関係するものがあるんだよ、もっと身近なものなんだよっていうのを感じてもらいたくって。そういったことを、自分でももっともっと広げていけたらいいなと思っています。

しばらくは観咲さん・勢崎さんおふたりの後輩として活動されていた笈地さんにも後輩が出来ました。それによって何か変化はありましたか?

おいちぃ:三人でいたときは一番下っ端だったので、(笑)

しおてん:そんな扱いしてないはずなんやけど(笑)

おいちぃ:あんまり発言することがなくて、ただ千世乃さんの勢いが凄いのにおびえてました(笑)そして入って来た後輩2人のキャラが強くて・・・強気なキャラなんですよ、両方。私も負けてられない!と思って、千世乃さんにもバシバシツッコミ入れられるようになって、しおさんにも意見を言えるようになって。発言をするきっかけを作ってくれた2人だなって思います。5人になってようやく自分の立ち位置が分かりはじめたかなっていう感じですね。

ちせのん:喋るようになったよねー(笑)

おいちぃ:頑張ってます!

次は昨年11月に新メンバーとして顕現した月影さんと日向さん、自己紹介からお願いします。

左から 月影サラさん・日向慧満さん

月影サラ(おサラ):てら*ぱるむす青銅色担当、月光菩薩の月影サラです。

日向えみ(ひなえみ):てら*ぱるむすサフラン色担当、日光菩薩の日向慧満です。

先ほど新メンバーはそれぞれ得意な分野があると伺いましたが、おふたりのグループでの担当を教えてください。

おサラ:先ほど話に出てたダンス経験者が私なので、その辺りはちょっと口うるさく言ってしまう面がありますね。あとは何だろう・・・事務ですかね。組織を回したりすることが好きなので。尻叩き担当?てらぱるの尻叩き担当をやっています(笑)

しおてん:締め切りにルーズな人が多いから(笑)

おサラ:そう、みんなクリエイティビティに溢れてるけどちょっとルーズな方が多いので。私は作るとか美的センスもないし歌もできないから、そういうところで貢献していきたいと思ってます。

ひなえみ:私はダンスも歌も全然経験が無いんですけど、CDジャケットとかクリエイティブな感じのことを担当している千世乃さんのところにちょこちょこ入ってる感じでお手伝いしています。

ちせのん:ひなえみは副リーダーなんですよ、てら*ぱるむすの!秘められた力がいっぱいあるんです、突然「え、これもできたの!?」みたいな。ギャップがすごいです。

ひなえみ:最近はYouTubeのチャンネルを開いて、ゲーム配信とかをやってます。

ちせのん:ひなえみも絵上手やしね。

ひなえみ:絵が好きで、たまに千世乃さんのクリエイティブ枠にお邪魔してる感じで。

ちせのん:何枠あってもいいよ〜!(笑)

てらぱる美術部の新メンバーでもあるのですね。

ひなえみ:そうですね。

おサラ:私とおいちぃは美術が出来なくてひなえみはできるからバランスが良い感じになってますね。

月影さんと日向さんが顕現されたきっかけは何でしたか?

おサラ:私はもともと地下アイドルが好きですごくあこがれがあって。自分もやってみたいと思ったのと、あとはもともと仏教思想が好きで勉強していたので、それが合わさった世界に入り込んでみたいと思ったのがきっかけです。

ひなえみ:私はもともとアイドルは全然分からなかったんですけど、仏教芸術や文化が好きだったんです。周りは世代的にも同じ趣味の人はあまりいなかったのでインターネットで色々見てたらたまたまてら*ぱるむすを見つけて。仏教に関係する中でこういうポップな活動をしているのがすごく楽しそうだなと思って応募しました。

衣装など対になっている印象の強いおふたりですが、顕現前からのお知り合いだったのでしょうか?

おサラ:同時期に加入したのはすごく偶然で。私が先に月光菩薩になるって決まってて、「あとは日光菩薩も欲しいよね」って言ってたらちょうどひなえみからの応募が来て、しかもめっちゃ日光っぽい子じゃないですか。身長も同じくらいで、ロングヘアとショートヘアでぴったり対に(笑)日光月光ぴったりだねってよく言われますけど、この姿になる前は全然知り合いじゃなかったです。

ひなえみ:本当に仏縁ですね。

おふたりとも顕現されてから半年経たない頃ですが、アイドルを始めて楽しかったポイントを既に見つけていたら教えてください。

ひなえみ:仏教にハマった時に、最初気になってちょっと勉強してみたら色々わかるようになって一層楽しめるようになった・・・というのがあったんですけど、それがアイドルにも当てはまるなって。入った時は全然わからなかったけれど、やっていくうちに共演者さんたちのことも見てアイドル文化が分かってくると更に面白さを感じました。

おサラ:そうですね、私はずっとライブハウスでステージを見て憧れている側だったので、ステージに立ってライブをすること自体に一番刺激を受けています。あと、てらぱるのみんなで主催ライブを作り上げていくのもすごく楽しいですね。

そして、先日のワンマン配信でデビュー…というより、「再顕現」された弥勒さんにお話をお伺いします。

弥勒ミライ:てら*ぱるむす緑色担当弥勒菩薩の弥勒ミライです。

弥勒さんは1期生として前に顕現されてたということで、今回の再顕現を経てまた今後もメンバーとして活動されていくのでしょうか?

ミライ:そうです。Twitterも弥勒ミライとして開設して、もう一度メンバーとして活動していきます。昨日(しおてん卒業ライブ)限りとかではないですよ。ファンの方からも「1日限定なのかな」って声が聞こえましたが(笑)

今回再顕現に至った理由は何ですか?

ミライ:弥勒菩薩としては「この新型コロナが蔓延している娑婆世界を56億年放っておくことはできない!」という使命があるんですけど、個人的には持ってる手札を切るべき時に切ったという感じ…。

ちせのん:1期生を卒業した後もずっとスタッフとしててらぱるの一番近くで関わってくれてたからね。

ミライ:そう、いつでも入ることはできたんです。じゃあ何で今かっていうと、5人体制を崩したくないっていうのがまずあって。昨年の12月頃にしおてんの卒業の話があがったのですが、加入したばかりの日光月光がめちゃくちゃ逸材というのを前提にしても、その人の娑婆世界での生き方とアイドルとしての自己表現が噛み合うにはある程度時間が必要だと思いました。5人のてら*ぱるむすとして沢山の新しいことを計画している2020年、グループとして、今はみんなが目の前のことに集中できる環境にしなければと。

新しく加入したおふたりを含め、後輩メンバーの活動を支えるため、という面もあるのですね。

ミライ:同時に今年の冬は、活動しているメンバーを見て抱く「羨ましい」という気持ちを3年かけて認められるようになった時期でした。グループの転機と自分の気持ちが合わさったタイミングといいますか。そういう訳で、新メンバーを募る前に自分から「なりたいです」と申し出ました。 自分自身がパフォーマンスをしたいっていう気持ちがあっての再顕現なので、サポートメンバーではなくもう一度正規メンバーとして顕現します。生々流転、またよろしくお願いします。

しお:ラスボス感がすごいね(笑)

ちせのん:衣装さえそろえばダンス練習必要ないですからね!彼女がずっと振り付けを担当してくれてたので、全員分踊れるんですよ。

ミライ:やっと5人になったので今年が勝負だなと思って。頑張りたいです。当分ライブは自粛のままですけど・・・ライブ以外のできることから。

グループ的には1期生が5人だったのでいつかはまた5人体制で、という思いがあったのでしょうか。

ミライ:5人にしたいねって話はずっとしてたよね。

ちせのん:してました!けど募集しても来てくれる人が少なくて…仕方なくですけど卒業もあるしでなかなかタイミングが無かったんですけど、奇跡が起きましたね。

ミライ:この奇跡を逃したくないっていう。

ちせのん:てらぱる、いつもギリギリで生きてるんで。もちろん人数合えばということではなくて、今ここにいる人も今までの人も、誰が欠けても今の形では無いですけどね。

ミライ:過去の人も含めて、みんな重要人物でした。

新たな5人での皆様のご活躍、楽しみしております。最後に、てら*ぱるむすとしての今後の目標をお聞かせください。

ちせのん:いいですか?言いますよ?言っちゃうんですけど、日本全国寺ツアー!!…がしたいですね、願望ですけどね。

しおてん:一年前も同じこと言ってた(笑)

ちせのん:その願望の1歩目になるのが2月の三井寺でのライブのはずだったんですけどね、こうなっては仕方ないので今のうちに力を溜めさせていただく所存です。ということで、龍岸寺をはじめ他のお寺にもお伺いして、みんなでもっとパワーアップして最高のパフォーマンスを全国でお見せできたらいいなって思ってます。

しおてん:いやあ、私も楽しみにしてます。

ちせのん:あっ、あとオリンピック!

しおてん:オリンピックはもう来年になっちゃったけど。

ちせのん:そうなんですよ!てら*ぱるむすもなんらかの形でオリンピックをしようと思ってたんですけど延期になっちゃったので…。まあ来年でもオリンピックをしまーす!すごく願望言って企画会議みたいになっちゃってますが(笑)どうぞお楽しみに!

 


てら*ぱるむす

「煩悩多き衆生(ファン)とともに修行する」がコンセプトの浄土系アイドル。学生中心に運営・セルフプロデュース。

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